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2003年09月26日(金) 15時32分

市販薬副作用?で10人死亡、発毛剤では3人読売新聞

 厚生労働省は26日、薬局・薬店で購入できる一般用医薬品で、2000年4月から今年6月までの3年余の間に、副作用が疑われるとして報告を受けた死亡例は、8製品で10人いたことを明らかにした。この中で最も報告例が多かったのは男性用発毛剤「リアップ」で、使用していた3人が亡くなっていた。

 リアップについて、製造販売元の大正製薬(本社・東京)は「リアップと3人の死因との関連はない」と説明、同省も「副作用とは考えにくい」と否定的で、注意を呼び掛ける緊急安全性情報の配布指示などの措置は講じない方針。

 リアップ使用中に死亡したと報告されたのは、50歳代、60歳代が各1人と、年齢不明の1人。死因はいずれも、急性心不全や心筋こうそくなどの心疾患。同社によると、3人はいずれもリアップの使用開始から2—5か月の間に胸が苦しくなるなどの症状を訴えた後、死亡したという。3人のうち1人は心臓病の持病があった。同社は、2000年5—10月にかけて同省に報告した。

 同社では、「3件の死亡例は、家族らからの届け出をそのまま国に報告した。成分の『ミノキシジル』が頭皮から血中に吸収される量はごくわずかで、科学的に死因との関連はないと考えている」としている。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030926-00000310-yom-soci