悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
糖尿病患者が食後に急激な過血糖に陥るのを防ぐための医療用医薬品「ボグリボース」（商品名ベイスン）を使用した患者のうち、９７年以降７人が劇症肝炎を起こし、うち４人が死亡していたことが２５日、厚生労働省のまとめでわかった。同省は同日までに、販売する武田薬品工業に対し、添付文書の重大な副作用の欄に劇症肝炎を追加して医師らの注意を促すよう指示した。
亡くなったのは３０代〜７０代の糖尿病患者４人。黄疸（おうだん）や食欲減退などの症状を示した後、劇症肝炎に移行していた。中には１年以上服用した後に副作用を起こした例もあり、同省は「肝機能検査などの経過観察が必要」としている。同薬は９４年に処方薬として発売し、計４０５万人が使用。昨年度の売り上げは約５１０億円。
(09/25 23:41)