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2003年09月25日(木) 12時50分

米国務省感染のウイルスはやはりNachiZDNet

 米国務省でウイルスが発見され、ビザ発給を管理しているITシステムの運営に影響が出た。

 ReutersとAPの報道によれば、このウイルスの影響で国務省のConsular Lookout and Support System(CLASS)が9月22日ダウンした。CNET News.comが24日取材した国務省担当者は、システムのクラッシュについては確認を避けたが、IT担当者が問題に取り組んでいることを示す発言をしている。

 国務省は24日遅く、この問題に関する詳細を明らかにした。広報のジョアン・ムーア氏によると、22日午前4時半、同省のIT担当者がCLASSシステムの「機密扱いになっていないオープンなネットワーク」領域でWelchiaワーム(Nachi)を発見し、攻撃を封じ込めるための対策を開始したという。

 この時点で国務省は世界各国の職員に向けて、Welchiaの拡散を防ぐためにCLASSが一時的にダウンすると連絡。しかし、Welchiaは実際のところCLASSに侵入したわけではないとムーア氏は言い、「このウイルスは(CLASS)システムに感染したわけでも障害を起こしたわけでもない。ウイルスの感染速度の速さが原因で、当省は国際通信をすべて隔離する必要があった」と説明している。

 Welchiaおよび関連のMSBlastは、Windowsの脆弱性を突くウイルスで、政府機関のコンピュータで起きた多数の障害にも関係している。Computer and Communications Industry Associationは最近の報告書で、Windowsのような単一の技術にコンピュータシステムの大多数を依存していることが、米国経済と重要なインフラの安全性を脅かしていると指摘している。(ZDNet)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030925-00000020-zdn-sci