悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2003年09月25日(木) 05時57分

東大の共用PC、マックに切り替え 来年3月から朝日新聞

 東京大学が、大学院と学部の全学生約3万人や教職員が学内で使う共用パソコンで、アップルコンピュータのデスクトップ型「iMac(アイマック)」を来年3月から導入する。現在の共用機は、無償で公開されている基本ソフト(OS)「リナックス」をベースにした簡易パソコンだが、5年の更新期を迎えるのを機にマックに切り替える。現在は原理的にはOS最大手のウィンドウズも使えるが、来年3月以降は、一部の高機能パソコンを除き共用パソコンの大半でウィンドウズが使えなくなる。

 東大は、駒場第1と本郷、柏の3カ所のキャンパスに共用パソコン約1400台を置き、情報交換網システム(LAN)で結ぶ。

 NECの関連会社が24日、共用パソコンシステム納入の一般競争入札で落札し、約1150台がマックになり、システムを制御する基幹コンピューターのサーバーも大半はアップル製になる。

 残りの約200台は、3次元のデータ処理などができる高機能パソコンやウィンドウズも使えるパソコンとなる。

 学生らはID・パスワードを持ち、自由に共用パソコンが使える。駒場第1キャンパスでは、共用パソコンを使って、情報教育棟で1年生全員(約3500人)にコンピューターを使った必修科目「情報処理」の授業を行っている。授業以外のリポート作成やメール閲覧に使われている。

 マックを導入する理由について、東大では「ウィンドウズに比べて様々なソフトの導入がしやすく、不具合が起きても自分で直しやすい利点がある」と説明している。

 アップルコンピュータの日本法人は、米国で実績がある教育機関向けの市場開拓を進めてきたが、「パソコン1000台を超える規模の受注は初めて」としている。

(09/25 05:57)

http://www.asahi.com/national/update/0925/004.html