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2003年09月25日(木) 12時40分

自動車の障害通知は Eメールでjapan.internet.com

インターネットと無線技術、さらに近年の乗用車の多くが搭載している車両診断コンピュータを組み合わせ、 ReynoldsandReynolds ( NYSE:REY ) 傘下にある Networkcar は、各種車両サービス提供業者や消費者を対象にした、インターネットを用いる診断システムで事業展開を図る。

同社は23日、「インターネットを用いた車両診断システム」で米国特許を取得したと発表した。同システムは車両に搭載したデバイスと Web サイトを備えたインターネットベースのシステムで自動車の各種データを収集し、ワイヤレス通信を用いて通知するというもの。自動車のオーナーはもちろん、車両関連サービス業者を対象にした運用も視野に入れている。

今回取得した特許では、全地球測位システム (GPS) なども請求範囲に含めている。測位システムは、対象車両が備える車両診断システムの国際規格『ODB』に準拠したシステムに接合して機能し、ワイヤレスネットワークを通じて情報を送信する。

同社システムは、車両のエンジンコンピュータから直接得る詳細情報や、GPS で得る位置情報を活用する。情報はワイヤレス通信手段によって情報センターに送信し、そこから Eメールによって、車両オーナーに通知を行なったり、自動車ディーラーやサービス運営会社などに要約リポートを送る。また Web ページ用いた情報アクセスもできる。1996年以降に生産された一般車両ならほぼ全てに搭載可能という。

自動車ディーラーは Networkcar と提携することで、Web サイトを用いて同システムを搭載している顧客車両の詳細情報を閲覧でき、何らかのトラブルを抱えて顧客車両が到着する前に情報を入手できることから、技術者は事前に修理方法を検討したり、必要な部品を注文するなど、問題を確認するまでの時間短縮を実現する。自動車の持ち主にとっては、問題の早期解決や、より費用のかかる事態を未然に防ぐことで、コストを削減できるといったメリットが生まれる。


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