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2003年09月25日(木) 00時00分

携帯ネットで性感染症情報朝日新聞・

  性体験の低年齢化に伴って10代の性感染症が問題化している。性感染症の増加に歯止めをかけようと、行政をはじめ、産婦人科医らでつくる団体などが、正しい知識を広める取り組みを続けている。携帯電話のインターネットなどを活用し、中高生でも簡単にアクセスできるのが特徴だ。

  県厚生部が02年7月に設けた「思春期のこころとからだのホームページ」(http://www.pref.toyama.jp/sections/1205/qa/keitai/p/)。高校生にPR用のカードを配ったこともあり、今年8月までのアクセス数が2万7千件に達する「人気」ぶりだ。

  ホームページは「からだの悩み」「妊娠と避妊」など8項目に分かれ、項目を選択すると説明や助言が表示される仕組み。特に「性感染症とエイズ」の項目では、症状について質問に答える形で自己診断ができ、相談機関なども紹介している。

  民間団体「性・SWITCH(スイッチ)・とやま」は、電子メールで性の悩みを聞く活動をしている。相談用のアドレス(switchty@i−live.ne.jp)に送られた質問に対し、メンバーの産婦人科医らが回答する。

  同団体は6月に県内の中学、高校にアドレスを印刷したポスターを配布し、これまでに約20件の相談が寄せられた。性感染症の可能性や産婦人科の診察費用などを尋ねる内容で、携帯電話のメール機能を利用したケースが多かったという。

  同団体の代表幹事で県立中央病院産婦人科の佐竹紳一郎医長は、「学校の性教育は大人数相手なので情報伝達には限界がある。子どもたちが友達同士で不正確で無責任な情報を共有せず、専門家に自らの知識を確認し、アドバイスを受けられる環境づくりをしたい」と話している。

■性感染症 性行為を介して伝染する疾患の総称。感染した人の精液や膣分泌液が、相手の性器や口などの粘膜や皮膚に触れることでうつる。国内ではエイズ、クラミジア、淋病、性器ペルペスなどが一般的。

(9/25)

http://mytown.asahi.com/toyama/news02.asp?kiji=3845