2003年09月25日(木) 00時00分

アクアライン　８００円に値下げを 木更津で市民ら署名活動 （東京新聞）

　木更津市と川崎市を結ぶ東京湾アクアラインの通行料金の引き下げを求めて、木更津市の市民団体が二十六日、百万人規模の署名活動をスタートさせる。普通車の通行料金を現行の三千円から八百円とし、アクアラインの経済効果を高めるのが狙いだ。

　活動を展開するのは、君津地域の観光協会、商工団体、運送業者などでつくる「アクアライン八百円実現化百万人署名活動推進協議会」（平井譲二会長）。

　アクアラインは建設費約一兆四千五百億円を投入し、一九九七年十二月に開通した。利用する車両は月平均で約一万三千台にとどまっているが、普通車の通行料金を八百円にすることで二・五倍に増えるとの試算がある。

　この試算をもとに、同協議会の高橋浩事務局長ら市民有志が値下げを求めるシンポジウムや街頭活動をしてきた。

　活動初日は水越勇雄・木更津市長など周辺自治体の首長らを招き開始式を開催。県内を手始めに対岸の東京都や神奈川県でも活動を展開していく予定という。

　高橋事務局長は「これまでの値下げは中途半端だった。利用者を増やすためには大幅な値下げが必要」と署名を呼び掛けている。　（出来田　敬司）

http://www.tokyo-np.co.jp/00/cba/20030925/lcl_____cba_____004.shtml