悪のニュース記事

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2003年09月24日(水) 19時07分

ネットで世界と福祉を語る−−栃木の知的障害者施設「わらしべの家」 /栃木毎日新聞

 ◇HPに英語の紹介文掲載
 知的障害者通所授産施設「わらしべの家」(栃木市大宮町)は近く、ホームページ(HP)で英語の紹介文を掲載する。地域社会を基盤としつつ、インターネットで世界の福祉関係者や障害者と意見交換し、未来志向の施設運営を目指す。
 現在の日本語版に加え、英語の情報発信を決めた理由を金坂直仁施設長(69)は「人間的なつながりが生まれるきっかけ作りをしたい。『結局は人間同士なんだ』と共感が生まれれば、世界各地でお互いの存在が刺激になる」と話す。
 金坂さんは65年に日本福祉大学社会福祉学部の1期生として卒業。昨年度設置された同大学大学院国際社会開発研究科修士課程にも1期生で入学した。施設運営の傍ら、インターネットで学んでいる。
 先月にスクーリングを兼ねてアジアへ。フィリピンのスラム街で研究を行う大学生や、ベトナムのストリートチルドレンの能力開発に携わる非政府組織(NGO)スタッフらと話し合い、「国の未来を担っているという気迫に圧倒された」。同時に「日本では途上国の開発援助と国内の福祉現場が切り離され、交流が少ないのでは」との印象も受けた。
 日本の福祉はアジア諸国より充実していると言われるが、金坂さんは「人間の尊厳や豊かな暮らしが守られているだろうか。アジア諸国では地域社会の連携が濃密だった。現地で出会った若者ボランティアの姿に日本人の方向性が見えた気がする」と話し、電子メールなどを通じた反応を期待している。アドレスは http://www.cc9.ne.jp/・warashibenosato/【熊谷洋】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030924-00000001-mai-l09