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2003年09月24日(水) 15時12分

マイナスイオンの抗酸化作用、人で実証…富山医薬大ら読売新聞

 リフレッシュ効果があるとされるマイナスイオンが満ちた部屋で生活すると、人体に有害な「活性酸素」を減らす「抗酸化物質」の一種が増えることが、富山医科薬科大の田沢賢次教授と香川県坂出市にある民間病院理事長の堀口昇医師らによる共同研究で明らかになった。

 多量の活性酸素は体内の細胞のたんぱく質などを傷つけ、がんを引き起こすことが指摘されており、マイナスイオンにがんの予防効果が期待できるという。田沢教授らは、25日から名古屋市で開かれる日本癌(がん)学会総会で研究結果を報告する。

 研究は、マイナスイオン発生装置を設置した部屋と、していない部屋に、激しい運動をして活性酸素が発生しやすい運動選手11人を5人と6人ずつに分け、6日間、夜間に睡眠を取ってもらい、血液と尿を調べた。マイナスイオン濃度は、装置から3メートル離れた場所で1立方センチ・メートルあたり通常の約27倍の2万7000個に設定。

 その結果、マイナスイオンを発生させた部屋の選手の方が、活性酸素を無害化する働きを持つ体内の抗酸化物質の一種「ユビキノール」の量が約5倍も増えていた。また、活性酸素で傷つけられた細胞核や細胞膜を再生させる物質の量も3分の1程度だったことから、マイナスイオンが活性酸素を無害化し、傷つく細胞核などが減少したと推定されるという。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030924-00000105-yom-soci