2003年09月22日(月) 12時13分

探偵社提訴：「調査料だまし取られた」　大阪の女性（毎日新聞）

　全国に１８０以上の支局を持つ総合探偵社「ガルエージェンシー」のフランチャイズ店に調査名目などで現金をだまし取られたとして、大阪府高石市の小売業の女性（６８）が２２日、この店と本社を相手に４６２万円の返還を求めた損害賠償請求訴訟を大阪地裁堺支部に起こした。原告側は「誰でも安易に興信所が経営でき、行政上の規制もない問題点がある」と訴えている。

　訴状によると、原告は、４００万円を貸していた知人の女性が所在不明になったため、昨年３〜４月にかけて「ガルエージェンシー大阪南」の代表の男性と調査契約を結び、調査料や報酬の前払い金などとして４６２万円を支払った。ところが昨年５月以降、代表の男性と一切の連絡が取れなくなった。ガ社の本社はフランチャイズ契約を代表の男性と結び、その対価を取得しているため、商号使用を認めた責任を負うとして、この男性と共同し返還するよう求めている。【大島秀利】

［毎日新聞９月２２日］ ( 2003-09-22-12:13 )

http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030922k0000e040042000c.html