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2003年09月21日(日) 03時10分

全室7畳のビルに待った!売春使用の恐れ…神奈川県警読売新聞

 横浜市中心部の歓楽街に、約7畳(約12平方メートル)の小部屋しかない鉄筋3階建てビルの建設計画が進み、神奈川県警が「“売春ビル”になる恐れがある」として、横浜市に建設を認めないよう強く要請していることが20日、わかった。市側は既に建設を認める建築確認済証を交付、今月下旬にも着工の見通しだが、県警は「性犯罪を助長し、暴力団の資金源にもなりかねない」として警戒を強めている。

 計画が進んでいるのは同市中区黄金町の一角。一帯には個室型風俗店約210店がひしめき、最近は不法滞在の外国人女性らが大量に流入しているとされる。市に提出された建築計画概要書によると、ビルの用途は「飲食店、事務所」。総床面積約1126平方メートルで計72室。建築主は市内の石油販売会社。

 しかし、「個室型風俗店にも利用できる」などと1室当たり一千数百万円で売買されるとの情報を得た県警は「売春など違法行為が行われる可能性が高い」と判断、今春以降、数回にわたって、市側に申し入れていた。

 これに対し市の建築主事は7月末、建築基準法の建築確認済証を交付。「売春に利用されると推認されても、法をクリアしていれば確認済証を交付せざるを得ない」としている。

 県警は「ビルが建ったとしてもあらゆる法令を適用して犯罪行為を取り締まる」と強調。地元自治会も、近く一帯の環境浄化のための協議会を設立する。

 一方、建築主の親族は「(売春場所として)使用される可能性があるが、どう利用されようが会社の関知するところではない。建設をやめるつもりはない」と話している。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030921-00000201-yom-soci