2003年09月18日(木) 00時00分

浴槽水からレジオネラ　長島町のホテル（朝日新聞・）

　県生活衛生課は１７日、長島町の「長島温泉　ホテル高串」の浴槽水から県条例基準値の最高４７０倍のレジオネラ菌が検出されたと発表した。８月に宿泊した鹿児島市の男性（６０）が発熱や下痢などを訴え、受診してわかった。男性は快方に向かっているという。ホテルは４日から営業を自粛したが、県は公衆浴場法に基づき、１８日から１０日間の営業停止命令を出した。

　同課によると、男性は８月１５、１６日に宿泊し、２日後に発症。同２０〜３０日に鹿児島市の病院で入院治療を受け、病院が３日に届け出た。

　男風呂の浴槽水から１００ミリリットル中４７００個（県基準は１０個）、女風呂から１４００個の菌が検出された。県条例で定めた浴槽水の交換時期や消毒、湯量調節などの基準が守られていなかったという。県は同施設の利用者で全身の倦怠（けんたい）感、発熱、せきなどの症状がある人は受診するよう呼びかけている。（9/18）

http://mytown.asahi.com/kagoshima/news02.asp?kiji=3138