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2003年09月18日(木) 00時00分

防災情報「携帯」でキャッチ携帯電話で「防災チャンネル」を閲覧朝日新聞・

 気象警報や災害の発生など県が発信する防災関係の文字情報「防災チャンネル」が、携帯電話やパソコンでも見られるようになった。これまで県は、主に聴覚障害者に利用してもらおうと、FMぐんまに委託し、文字多重放送を通じて防災情報を流していた。ただ受信器が普及していないため、インターネット経由でも利用できるようにした。

 防災チャンネルは01年10月、県がFMぐんまに委託し、主に災害時にラジオを聴けない聴覚障害者むけに、24時間体制で発信を始めた。しかし昨年3月の県のアンケートでは、「見えるラジオ」の受信器を持っている聴覚障害者は、わずか6・8%だった。一方で、県聴覚障害者団体連合会によると、聴覚障害者のほとんどが携帯電話を持っているという。

 受信器は2万円近い値段で、FMぐんまの担当者は「値段の高さが普及の足かせになっているのでは」と話す。「せっかくのコンテンツが、普及率の低い媒体でしか見られないのはもったいない」と、インターネットでの配信を県に働きかけてきた。

 防災チャンネルでは、気象に関する注意報や警報のほか「○×地区に避難勧告」「○×地区で河川はんらんの恐れ」など具体的な地域情報も流す。災害に関する豆知識や防止の呼びかけなど、「防災一口メモ」も情報を毎日更新して発信する。このほか、地震発生時のマニュアル「自分の身を守るために」もある。

 県消防防災課の担当者は「媒体が増えるのはうれしい限り。聴覚障害のない人にも活用してほしい」と歓迎している。

 パソコンはwww.fmgunma.com、携帯電話はwww.fmgunma.com/k内の「防災チャンネル」でみることができる。

(9/18)

http://mytown.asahi.com/gunma/news01.asp?kiji=3070