2003年09月18日(木) 21時42分

「出会い系サイト」事件　上半期、摘発１３件も　昨年は立件なし−−県警調べ　／広島（毎日新聞）

　パソコンや携帯電話からアクセスできるインターネットの「出会い系サイト」をきっかけにした事件が、県内で昨年は立件がなかったのに、今年は上半期だけで１３件も摘発されたことが１７日、県警生活安全企画課の調べで分かった。昨年８月には栃木県の女子高校生が同サイトで知り合った男性に殺害されるなどしており、同課は警戒を強めている。
　同課によると、１３件は、同サイトで知り合った１８歳以下の女子にみだらな行為をしたとして、児童買春禁止法や県青少年健全育成条例違反の容疑で検挙された。
　また、同課にはインターネット関連の相談も１７９件と、昨年と比べて倍増している。特に、詐欺や悪質商法に関する相談は１００件（同比６６件増）に上る。「突然、携帯電話にメールが来て、利用していない有料のアダルトサイトの料金の支払いを請求された」との相談がほとんど。いったん払うと、弱みに付け込まれ、再び被害に遭う可能性も高いという。
　牟田寛・同課長は「パソコンや携帯電話でのやり取りは相手の姿が見えないだけに危険が潜む。十分に注意を払ってほしい」と話している。（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030918-00000006-mai-l34