2003年09月18日(木) 00時00分

ＵＦＪ　夜間・休日も窓口業務 （東京新聞）

　ＵＦＪ銀行は十七日、個人客の利便性向上を目指す新たなサービス戦略「ＵＦＪ２４」を発表した。夜間や休日も窓口業務を行う新型店舗を大手金融グループで初めて設置するほか、ＡＴＭ（現金自動預払機）やコールセンターの“二十四時間化”を推進。四年間で百万人の個人客増加を狙う。

　「ＵＦＪプラス」と名付けた新型店舗は、十一月十三日、大阪なんば駅構内に第一号を開設。本年度中に東京、名古屋の繁華街にも出店し、十店舗にまで拡大させる。平日は午前九時から午後八時まで、土・日・祝日は午前十時から午後五時まで営業。現金は扱わないが、振り込みや公共料金の支払い、他支店の口座開設などに対応する。口座を開くと、通常なら交付まで一週間程度かかるキャッシュカードも即日発行される。

　さらに現在、首都圏、関西の十二店舗で展開しているＡＴＭの二十四時間稼働も拡大。今月二十四日から東海地区を含めて、三百八店舗に増やしていく。

　カード紛失の受け付け、各種案内などを電話対応するコールセンターも十月から二十四時間対応に切り替える。

　こうしたサービス強化に伴う費用は、本年度分で約二十億円。寺西正司頭取は「利便性ナンバーワンの評価を得たい。十分にニーズがあると判断しており、お客が増えればコスト増はカバーできる」としている。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20030918/mng_____kei_____005.shtml