悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2003年09月18日(木) 09時35分

2200万人がドライアイ パソコン常用では30%産経新聞

 目の充血や乾きに悩まされるドライアイに、パソコンを常用する会社員らの約30%がかかっていることが、約1000人を対象にした京都府立医大の木下茂教授と横井則彦助教授らの調査で分かった。

 同助教授らは、この調査結果などから、ほかの原因も含めた国内の患者数を1600万−2200万人と推定している。18日、都内で発表した。

 パソコン作業従事者のドライアイの実態を明らかにした初の本格調査。女性に多いことが分かるなど、対策に役立ちそうだ。

 ドライアイは目をよく使う職業の人がなりやすいとされる。調査は2000年11月−01年8月に東京都、大阪府、兵庫県で実施。パソコン作業に携わる19−73歳の男女会社員ら1025人を対象に、涙の分泌量と目の表面が乾くまでの時間の測定と、表面の傷の状況からドライアイを診断した。

 涙が少ないか短時間で乾く、目の傷が多い−の2基準を満たしドライアイと確定したのは、約31%の320人。片方だけに該当した疑い例は449人で、確定分と合わせ75%だった。「目が赤い」「乾いた感じ」「涙が出る」などの症状を訴える人が目立った。

 コンタクトレンズをしていない人では、男性の確定例が約22%、女性は約36%。コンタクトレンズ使用者は男女とも確定例が多くなり、女性は約47%に上った。

 確定例、疑い例を詳しく調べると、目の表面に油層を作って乾きを防ぐ脂質の分泌量が少ないなどの異常があることが分かった。

http://www.sankei.co.jp/news/030918/0918sha091.htm