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2003年09月18日(木) 00時00分

名古屋“爆発男”、「収入少ない」と再三苦情支社の社員に割の良い仕事を要求ZAKZAK


別府昇容疑者 名古屋市の立てこもり爆発事件で、死亡した運送業者、別府昇容疑者(52)が運送会社「軽急便」名古屋支社の社員らに「(自分の)売り上げが少ない」と再三苦情を訴えていたことが18日、分かった。

 愛知県警東署捜査本部は、別府容疑者が少ない収入を逆恨みし、計画的に事件を起こした可能性があるとみて、関係者から事情を聴いている。

 軽急便関係者によると、別府容疑者は1月に同社と業務契約し、3月から仕事を始めた。その直後から名古屋支社の配車担当者らに再三、電話をかけ、「売り上げが少ないじゃないか」と抗議し、割の良い仕事を回すよう要求した。

 会社側が仕事を依頼すると、別府容疑者は「夜はやりたくない」「日曜日は休む」「重たい物は嫌だ」と文句を言い、仕事をえり好みした。

 配達が遅れるなど顧客のクレームも5、6件寄せられ、収入は他の契約業者の半額から3分の1にとどまっていた。

 会社側は態度を改めるよう説得したが、別府容疑者は聞き入れなかった。11日、社員がクレーム問題で話をした際、別府容疑者は突然「辞める」と言い出し、それ以降連絡が取れなくなった。

ZAKZAK 2003/09/18

http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_09/1t2003091803.html