2003年09月17日(水) 02時43分

主婦層の“ＩＴ化”進む６４％ネット利用携帯所有率８３％　西銀調査（西日本新聞）

　西日本銀行（福岡市）が十六日発表した「主婦のパソコンや情報通信への関心度」調査によると、携帯電話の所有率は８３％、パソコン所有率は３７％で、６４％がインターネットの利用経験があると回答するなど、主婦層にも情報技術（ＩＴ）が急速に普及している実態が明らかになった。

　携帯電話の所有率は、一九九六年の前回調査比５１％増、パソコン所有率は同２０％増。インターネットの利用経験者は同６０％の大幅な伸びとなり、利用頻度では「毎日」が最多の２８％となった。

　インターネットの利用目的（複数回答）では「ホームページを見る」が４７％で最多だったほか「ｅメール」（３４％）「チケット、ホテル、航空券などの予約」（１６％）が上位。インターネットショッピングの利用経験者は２３％で「好きな時間に買い物ができる」「家にいながら注文できる」との回答が目立った。

　インターネットに対する評価（複数回答）では「情報収集の中心」とする肯定的回答が５０％を占めたが、「個人のプライバシーが侵害される恐れがある」（４２％）などマイナス面を懸念する声も。各家庭でのパソコンや携帯電話に関連する年間支出額では、３０％が「十万円超」と回答した。

　調査は八月、福岡県の主婦五百人を対象に実施。回答者は四百六十九人（回答率９４％）だった。（西日本新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030917-00000013-nnp-kyu