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2003年09月17日(水) 23時00分

またもや迷惑メールに変化あり! 最新の実態レポート「Spam Index」が発表MYCOM PC WEB

米Clearswiftは、迷惑メール(スパム)の実態を調査した今年8月度のレポート「August Spam Index」を発表した。月ごとに大きく変化するスパムの現状が明らかにされており、さらに対策は困難になりつつある。

同社は毎週、1,600万人に上るモニターから寄せられた迷惑メールの受信状況を分野別に集計。1カ月単位で「Spam Index」レポートを作成し、今年6月より公表してきた。6月から7月にかけては、ポルノやアダルト情報関連のスパムが減少し、代わりに医薬品を売り込む医療健康分野およびオンラインギャンブルをテーマにしたスパムが増加傾向を見せる変化が把握されている。

新たに発表されたAugust Spam Indexでは、前月は増え続けた医療健康およびギャンブル関連のスパムが減少。ポルノやアダルト情報も減っており、代わりに通信販売分野のスパムが急増する興味深い結果が報告されている。最も多かったセールスグッズとして、アーノルド・シュワルツェネッガーのキャンペーンTシャツ、Robosweepの掃除機、J-Loブランドのエンゲージリング、プリンタカートリッジなどが挙げられている。

同レポートでは、このように目まぐるしく変化するスパム事情の原因として、スパムの送信業者がスパム対策へ迅速に対応していることを指摘。例えば、バイアグラなどを医師の処方箋なしでも買えるといった文句で宣伝メールを大量送信し、それがブロックリストなどで撃退され始めると、今度は別の一般的な通信販売メールの送信へと速やかにシフトするといった手法が取られているという。

増加の一途をたどる迷惑メールへの有効な対処法は、未だ手探りの状況にある。同レポートでも、当面はスパムのブロックリストの更新頻度をアップするしかないとの見解が示され、もっと詳しく受信メールの内容をリアルタイム分析できるスパム対策ソフトウェアを開発する必要性が求められている。

画像はこちら
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/09/17/24.html

Symantec、スパムメール対策ソフト「Norton AntiSpam 2004」などを発表
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/09/09/21.html

ポルノ中心から変わりつつある迷惑メール - さらに撃退は困難な実態判明
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/08/21/21.html

「スパムの法規制なんて無理」と連邦取引委員会の委員長自らが認める
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/08/20/14.html

Clearswift
http://www.clearswift.com/

(MYCOM PC WEB)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030918-00000091-myc-sci