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2003年09月17日(水) 14時59分

ビル爆発容疑者、売り上げ不振で「軽急便」に不満読売新聞

 名古屋市東区のビル立てこもり爆発事件で、死亡した別府昇容疑者(52)が、今年1月に運送会社「軽急便」と宅配便の業務委託契約を結んだ後、売り上げが思うように伸びないことについてたびたび不満を漏らしていたことが17日、同社関係者の話で分かった。

 愛知県警東署の特捜本部は、別府容疑者が会社に不満を持っていたのではないかとみて、関係者から事情を聞いている。

 一方、「軽急便」の村上一信社長は17日午前、同市中区の本社で会見し、「改めて心からおわびします」と陳謝した。別府容疑者が、売り上げが伸びないことに不満を持っていたことについて、村上社長は「売り上げは平均の2分の1から3分の1と少ないのは事実だが、仕事は安心できる人に回るものだ」と説明し、「会員とのパートナーシップを大切にして事業を進めてきた。だれからも後ろ指を指されることはない」と述べた。

 同社では全国で年間約300人の会員ドライバーが辞めていくといい、村上社長は「半分くらいは、考えていた収入に達しないということが理由なのではないか」とも話した。

 また、爆発のあったビルでは同日午前9時過ぎ、保険会社の社員が営業窓口の変更を案内する張り紙をビル入り口に張り出した。「爆発事故で営業窓口を変更します。営業もままならず、迷惑な話です」と困惑した表情で話していた。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030917-00000006-yom-soci