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2003年09月17日(水) 12時35分

国立長野病院で医療ミス、再手術の麻酔で15歳死亡読売新聞

 長野県上田市の国立長野病院(進藤政臣院長)で、同市内の中学3年の男子患者(15)の頭部の切開手術の際、血液吸収綿を残したまま縫合するミスがあり、綿を摘出するため全身麻酔をしたところ、患者の心臓が一時停止し、11日後に死亡していたことが17日、わかった。

 届け出を受けた上田署は、業務上過失致死の疑いで病院側から事情を聞いている。

 死亡したのは、上田市下之郷の須山泰敬(すやまやすひろ)君。病院側によると、須山君は脳内にうみがたまる脳膿瘍(のうのうよう)で今月3日、全身麻酔をして頭部を切開手術した。同日中に行った術後のエックス線検査で、頭の中に約1センチ四方の血液吸収綿が残っているのが分かり、翌4日午後、綿を取り除く再手術のため全身麻酔をしたところ、脈拍が低下、心臓が一時停止した。心臓マッサージでいったん機能が回復し、人工呼吸器などで呼吸を続けてきたが、15日午前1時過ぎに死亡した。

 須山君は、先月20日に同病院で1回目の手術を受け、今月3日の手術が2回目だった。

 病院側はすでに、厚生労働省関東信越厚生局(さいたま市)と上田署に医療事故として報告している。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030917-00000105-yom-soci