2003年09月17日(水) 00時00分

苦情や相談が急増 下水管点検し工事契約迫る （東京新聞）

　宅地内の下水管点検を口実に換気扇などの契約を迫るなど、下水排水管に関する苦情や相談が都内で急増していることが十六日、都生活文化局のまとめで分かった。業者が都との関連を装うケースもあり、同局は注意を呼びかけている。

　同局によると、都内の消費生活センターに寄せられた下水排水管工事に関する相談は二〇〇〇年度には十四件だったが、〇二年度には二百四十三件と約十七倍に増加。本年度も十六日までに七十二件に達している。

　中でも、都下水道局による定期点検を装い、除湿剤の契約を迫るなど、都との関連をにおわせて客を信用させる事例が多かった。また「無料点検・清掃」をうたい文句に訪問し、換気扇や白アリ駆除の契約をさせるケースもあった。

　都下水道局では、宅地内の下水管の清掃や修繕、定期点検は実施していないという。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20030917/lcl_____tko_____002.shtml