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2003年09月16日(火) 20時53分

<全銀協>「副印鑑制度」廃止へ 不正引き出し多発受け毎日新聞

 盗難通帳による預金の不正引き出しが多発していることを受け、全国銀行協会(183行)は16日、印鑑偽造を防ぐため通帳に届け出印を押す「副印鑑制度」の廃止を申し合わせた。加盟行の6割がすでに副印鑑を廃止し、残りも廃止予定か廃止の検討を進めている。副印鑑に代わる確認法は、デジタル登録した届け出印の印影との照合やキャッシュカードの暗証番号申告が主体になる見通しだ。

 三木繁光会長(東京三菱銀行頭取)は16日の会見で「銀行業界で対応をそろえないと付け込まれる。副印鑑廃止は大きな流れで、協会として流れを後押しする」と述べた。ただ、時期は「印影のデジタル登録など、各行のシステム対応が必要なため、『早急に』としか言えない」と説明した。

 全銀協の加盟行へのアンケートによると、盗難通帳による払い出し件数と金額は02年度がピークで、1231件で約37億円だった。また、02年4月〜03年7月に、不正利用に伴う口座の利用停止措置は1104件あり、強制解約も1165件あった。【瀬尾忠義】

◆副印鑑制度

 預金の引き出しの際の本人確認方法として、通帳の印影と、持参した印鑑が同一かどうかを確認してきた。しかし、技術の進歩で、盗んだ通帳の印影から印鑑を容易に偽造できるようになり、不正引き出しが問題になっていた。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030917-00000065-mai-bus_all