悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2003年09月13日(土) 03時08分

<暗証番号>大手5行、窓口取引の本人確認を実施へ毎日新聞

 盗難通帳による預貯金の不正引き出し問題で、個人取引がある大手5行のうち、みずほ銀行、東京三菱銀行、りそな銀行の3行が、一部の窓口取引について暗証番号による本人確認を実施していたことが12日分かった。UFJ銀行が今年度内の本格導入に向けて準備を進めているが、この3行も対象取引の拡大を検討している。さらに、三井住友銀行も早期実施に向けて検討しており、これで大手5行が不正引き出し対策に足並みをそろえて乗り出すことになる。

 みずほ、東京三菱、りそな3行は、限定的に暗証番号の本人確認を導入。実施基準は明確にしていないが、「状況によって」(みずほ)▽「一部の払い戻し業務で」(東京三菱)▽「一定の取引について」(りそな)——と説明。みずほと東京三菱は全国の支店で既に開始し、りそなは今月8日から一部支店で導入したという。

 UFJは先月、希望する個人名義の普通預金の支払いと解約を対象に、暗証番号の本人確認の本格導入を今年度内に実施する方針を明らかにしている。また、東京三菱、りそな両行は対象取引の範囲拡大の検討を始め、みずほ銀は「今後の検討課題」と位置付けている。三井住友銀行は、利用者が直接入力する方式を検討し、対象取引の範囲を協議している。

 預金引き出しの際の本人確認は従来、ほとんどの銀行が通帳と届け出印だけで行ってきた。しかし、印影の偽造などが容易となり、不正引き出しが急増。被害者らから暗証番号による本人確認を強く求める声が上がっている。【江田将宏】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030913-00000160-mai-soci