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2003年09月13日(土) 13時10分

<血漿製剤>医療機関に5万本出荷 2社に自主回収指示 厚労省毎日新聞

 B型肝炎ウイルス(HBV)に感染した人の血液を原料にした血漿(けっしょう)分画製剤が医療機関に約5万本出荷されていたことが分かり、厚生労働省は13日、製造元の日本赤十字社と日本製薬の2社に自主回収を指示した。血漿分画製剤は製造段階でHBVの働きを失わせる「不活化処理」などが行われているため、同省は「製剤から感染する危険はかなり低いが、念のための措置」と説明している。

 調べでは、8月13日に医療機関で輸血用血液製剤を投与された患者がHBVに感染したことが判明。日赤が原料として使った血液の保存検体を再検査したところ、今月12日にHBV陽性の結果が出た。この血液は輸血用血液製剤だけでなく、約5万本分の血漿分画製剤の原料としても使用されていたため、同省は回収を指示した。

 血漿分画製剤は感染症の発症予防などの働きをする血漿中のたんぱく質を抽出・精製した血液製剤。血友病患者に不可欠な血液凝固因子製剤は血漿分画製剤の一つ。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030913-00001037-mai-soci