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2003年09月12日(金) 00時00分

九州初、県議会ネットで中継朝日新聞・

 県議会は11日、本会議のインターネット中継を始めた。議会事務局によると、自宅でも議会を傍聴できるようにすることで、県政への関心を深めてもらう狙いで、九州の県議会では初めて。

 県議会のネット中継は県議会のホームページから、一度に約100人が同時にアクセス可能。登壇者など議場内の様子を見られる。

 県によると、議会ホームページに昨年度は約1万3千件のアクセスがあり、すでに県庁内のテレビモニター機材もあることなどから、6月議会で実験、導入にこぎつけた。今後は録画映像も公開していく予定だ。

 ただ、撮影するのは議場後部の傍聴席に設けた固定カメラ1機。前日あった議会運営委員会では「前から映したら、誰が居眠りしているのかわかるのになぁ」という議員もいた。

 「開かれた議会」を目指しての中継だが、県内の自治体では具体的な計画は少ないようだ。自宅からも議会中継が見られるのは、11市のうち2市にとどまる。

 人吉市は6月議会からネット中継を始めた。市のホームページの議会中継コーナーには8月末までに1397件のアクセスがあった。市内の5公民館でも大型画面で中継されている。

 本渡市では地元ケーブルテレビ局の天草ケーブルネットワークが96年に議会中継を始めた。市内には3500の契約世帯があり、会期中は1日2回の放送がある。

 その他の市は外部への議会映像の中継について「具体的な話はない」というところが多い。熊本市など5市では庁舎ロビーなどにテレビモニターを設けて議会を映しているが、山鹿、荒尾、牛深、水俣の4市では中継設備が無い。「傍聴には直接来ていただくしかない」(山鹿市)という。

(9/12)

http://mytown.asahi.com/kumamoto/news02.asp?kiji=2726