2003年09月11日(木) 06時55分

優勝セールはしませんが…　大阪は弁護士も「法虎会」（共同通信）

　阪神タイガースの躍進に沸き立つ大阪。狂乱とは無縁に思える法曹界にも虎ファンの集いがある。大阪弁護士会所属の２５人がつくる「法虎会」は、甲子園に年間予約席を確保、激務をぬって試合を楽しんでいる。
　同会は前回優勝時の１９８５年、産声を上げた。チームの低迷で会員は減ったが、今年も家族らを連れて球場へ。猛攻の連続にも「冷静に見守る」のが弁護士らしさだ。
　高階貞男同弁護士会会長も結成以来の会員だが、今年は会長業務で忙しく、観戦できていない。「優勝したら無料法律相談をとの意見もあったが、悪乗りに見えてしまう」と“優勝セール”はさすがに見合わせた。
　「阪神の話で、被告の心をなごませたりすることはよくある」と語るのは法虎会事務局長の福田健次弁護士。暴走ぶりが話題になる阪神ファンに、「騒動は起こさず、法律を守って応援してほしい」と呼び掛けている。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030911-00000022-kyodo-soci