2003年09月11日(木) 07時05分

処分職員の氏名、全面開示＝全国初、「監督不十分」の上司名も−鳥取県（時事通信）

　鳥取県は１０日、２００３年度中に懲戒や口頭注意などの処分を受けた職員の氏名を全面開示した。勤務外での不祥事に伴う処分を一部非開示としたが、同県によると、処分の軽重にかかわらず、一律に氏名を明らかにするのは全国で初めて。他の都道府県では社会的影響が大きいと判断される場合などを除き、原則非開示としている。
　県情報公開条例に基づき、時事通信社の記者が８月１９日付で開示を請求。今年４月から８月１８日までの知事部局職員の処分に関係する延べ６７人分の辞令書や処分説明書などが開示された。
　それによると、免職や停職、減給、戒告などの「懲戒処分」を受けた職員は計１３人。傷害やセクハラ行為で停職６カ月となった職員や、新聞の万引きなどで免職となった職員など、過去の報道発表では伏せられていたケースも、今回は氏名や所属が開示された。　（時事通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030910-00000077-jij-pol