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通信大手のＮＴＴコミュニケーションズは９日、ＩＰ電話から携帯電話にかけられる通話サービスを年内にも始める方針を明らかにした。同社の通信基盤を使ってＩＰ電話を提供している約１００社のプロバイダーも同時に始める。
ＩＰ発携帯着のサービスは、すでにソフトバンクとフュージョン・コミュニケーションズが提供している。ただ、これまでは携帯電話会社側が一方的に料金設定権を持っていたため、両社は例外扱いとなる国際電話経由で、サービスを提供していた。
総務省は今年６月、ＩＰ電話と携帯電話の通話について、発信者側が料金設定権を持つ方針を決定。ＮＴＴコムはこのルールに基づいて、携帯電話と直接、回線をむすぶ。料金は先行する２社と同レベルの１分２０円程度になるとみられる。
携帯各社も、ほぼ同時期に、これまでにはなかった携帯発ＩＰ電話着のサービスを始める方針だ。(09/10 08:12)