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2003年09月09日(火) 00時00分

排水管掃除で『点検商法』 砺波 市など注意呼び掛け 今月入り相次ぐ 東京新聞

 富山県砺波市で下水道の排水管掃除をめぐるトラブルが今月に入って相次ぎ、市や県消費生活センターでは、悪質な“点検商法”とみて注意を呼び掛けている。市下水道課は八日、被害が頻発した同市出町、油田両地区の計三千五百世帯に「(排水管の)清掃期間が定められていることはなく、市が業者をあっせんすることもない」などとするチラシの配布を決めた。

 市などによると、作業服を着た三十歳前後の若い男性が「市役所の方から来た」「お宅の下水管が汚れて詰まっている」「排水管は五年に一度、掃除しなければならない」などと洗浄を持ち掛ける。二、三人で訪れた場合は了解を得ずに仕事を始めたりするが、水を強く流す程度の簡単な作業で、管の長さなどに応じて二万〜五万円前後の代金を請求するという。

 日中はお年寄りが留守番で家にいることが多く、行政の指導と思ったり、既に作業が済んでいることなどから、請求に対して即金で支払うケースが大半。帰宅した世帯主らが、市に問い合わせ、被害が分かった。

 苦情の電話は、これまでに十四、五件。七月中旬からかかり始め、八月末から今月初めに集中した。出町・油田両地区は市内でも早い時期に下水道が敷かれ、新興住宅も多い。市では両地区への注意文書配布のほか、市広報でも被害に遭わないよう呼び掛ける。

 高岡市などでも同様の苦情があるといい、県消費生活センター高岡支所は「排水管の清掃が必要かどうかの基準はない。料金を支払った後でもクーリングオフが適用される。ぜひ早めの相談を」と話している。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/tym/20030909/lcl_____tym_____000.shtml