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2003年09月09日(火) 23時06分

ウイルス対策ソフト続々、「MSブラスト」発生で注目読売新聞

 パソコンなどのウイルス対策ソフトの新商品が、相次いで発売される。世界中で猛威を振るったウイルス「MSブラスト」が8月12日に発生してから間もないため、注目を集めており、ソフトの売り上げも伸びている。

 トレンドマイクロは9日、「ウイルスバスター2004」を10月24日に発売すると発表した。MSブラストのように、利用者が気づかないうち、パソコンに侵入するタイプのウイルスへの対応を強化した。対策ファイルの更新を自動化し、新種ウイルスへの対策が遅れるのを防ぐ工夫もしている。

 一方、シマンテックは10月中にも、新商品「ノートン2004シリーズ」を発売する予定で、ダイヤル先を勝手に変更したりする「スパイウエア」への対策機能を盛り込む見込みだ。

 「マカフィー ウイルススキャン」を発売する日本ネットワークアソシエイツも今月中旬、一時撤退していた国内の一般消費者向けの対策ソフト市場に再参入する計画だ。

 MSブラストや一部を改変した亜種のウイルスが流行した影響で、ウイルス対策ソフトの売り上げは増加している。家電量販店のビックカメラによると、MSブラストが発生した8月12日を含む、8月11日から17日までの売り上げ本数は、通常の4倍に上った。現在も通常の3倍の売り上げがあり、関心は高まっている。

 ◆MSブラスト=マイクロソフトの基本ソフトウエア(OS)の欠陥を突いたコンピューターウイルスで、インターネットなどを通じて修正ソフトを導入していないパソコンを自動的に見つけだし、次々と感染させる。トレンドマイクロによると、国内では8月末までに2413件の感染報告があった。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030909-00000315-yom-bus_all