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2003年09月07日(日) 09時05分

阪神胴上げチケットが暴騰日刊スポーツ

 阪神の優勝がいよいよ秒読み段階に入った6日、「Xデーチケット」の値段が暴騰し始めていることが分かった。大阪市内の金券ショップでは、12日に行われる中日−阪神戦(ナゴヤドーム)の外野自由席入場券が、1500円の定価をはるかに超える約27倍の4万円にまでハネ上がり販売されている。マジックが減れば今後、さらに高騰化することが予想され、優勝チケット争奪戦はますますヒートアップしそうだ。

 昨年のサッカーW杯をも上回る驚異的なプレミアチケットが、大阪市内の金券ショップで売られていた。委託販売されていたのは、12日にナゴヤドームで行われる中日−阪神戦の外野自由席で、定価1500円のチケットの値が、約27倍の4万円につり上がっていた。ショップ店員は「値段はあくまで委託主が決めたもの。Xデーになることを予測して値段を決めたと思う」と話す。

 阪神が長期ロードで大きく負け越したことで8月中旬以降、大阪・梅田の金券ショップには9日からのヤクルト戦(神宮)や12日からの中日戦(ナゴヤドーム)といったビジターでの阪神戦チケットが店頭に並び始めた。当初の快進撃がペースダウンし、予測日がズレ込んできたためだ。今のペースで試合を消化していけば、この両カードのいずれかの試合で優勝が決まる可能性は高く、15日からの広島戦(甲子園)など、ほかのカードが値崩れを起こしている中、この両カードは全体的に値段も高めになってきた。

 日刊スポーツの調べでは、神宮でのチケットは内野指定席(9〜11日)、外野自由席(11日)ともに1枚2万円と定価の5〜10倍。ナゴヤドームのチケットは3連戦の中でも12日が一番高く、27倍チケットのほかレフト外野指定席(定価2000円)が1枚3万5000円、年間指定席ペア6万2000円などが定価の10倍以上をつけている。さらに大阪からの日帰りが可能になる13、14日のデーゲームも席の種類に関係なく1枚1万円以上とやはり高額だ。

 ある店主は「マジックが減っていけば『Xデー』の絞り込みができるので、委託販売のチケットはさらに高騰化する可能性がある。また日本シリーズになれば、それ以上に高価なプラチナチケットも登場するでしょう」と話している。マジックの減少とともにVチケット争奪戦の方も、ますますヒートアップしそうだ。

[2003/9/7/09:05 紙面から]

http://www.nikkansports.com/ns/baseball/p-bb-tp0-030907-0015.html