2003年09月06日(土) 19時55分

訪問販売１１０番を開催−−きょう、あす県青年司法書士協議会　／静岡（毎日新聞）

　県青年司法書士協議会（望月功会長）は６、７日、悪質な訪問販売で不必要な商品を買わされたり、多額のクレジット契約を結ばされるなどして悩んでいる人たちを対象に「訪問販売・クレジット販売トラブル１１０番」を開く。同協議会所属の司法書士約２０人が電話による法律相談に乗る。
　実行委員長の小楠展央司法書士によると、近年、販売業者の手口が巧妙化し、契約の多様化、被害の高額化が目立つ。
　県西部の主婦（６５）の場合、自宅近くのショッピングセンターに出店している着物販売業者の着物を試着して以来、頻繁な電話や車での出迎えなどしつこい勧誘にあい、１年３カ月の間に１２回のクレジットによる着物などの売買契約を結ばされた。主婦は年金収入しかないのに、クレジット契約の総額は約２０００万円に上り、支払い能力をはるかに超えていた。
　小楠さんは「高齢者や障害者など社会的弱者を標的にした被害が増えている。一人でも多くの人の相談を受けたい」と話している。
　両日とも午前１０時〜午後３時、当日の相談受け付けは（０５４・２８４・７７６３）。事前の問い合わせは小楠さん（０５３・４４５・３９２７）まで。【小松雄介】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030906-00000006-mai-l22