2003年09月06日(土) 19時09分

ヤミ金融相談、６３７８件　昨年１年を大幅に上回る−−県警・上半期　／福島（毎日新聞）

　県警に今年上半期に寄せられた相談件数のうち、ヤミ金融に関する相談が６３７８件にのぼり、既に昨年１年間の４４７５件を大幅に上回っていることが県警総合相談課のまとめで分かった。同課は「社会、経済状況を反映した」と分析している。
　総件数のうち、ヤミ金融やサラ金など金融・消費契約関連が４８・４％と約半数にのぼる。ヤミ金融の相談では、▽強制的な取り立て▽法外な金利での貸し付け▽押し貸し——などの被害にあった相談が多い。ヤミ金融の昨年の相談は全体の約１５％だったが、今年上半期は約３０％を占め、相談の中で最も多い。
　相談が捜査の端緒となった例は、昨年同期と比べて８件増の５０件。ストーカー規制法違反は昨年同期の２件から１３件に増えた。相談件数は全体で昨年同期比３８・２％増の１万９４４０件。「このペースだと年間４万件に迫る」と同課はみている。ただ、雇用問題や動物に関するものなど「警察の領域ではない相談も３割ある」（同課）という。【町田徳丈】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030906-00000007-mai-l07