2003年09月05日(金) 00時00分

ＭＳブラスト県の２６機関のパソコンも感染（朝日新聞・）

　県情報システム課は４日、県の地方機関２６カ所で、庁内ネットワークの情報系ＬＡＮに接続しているパソコン５０台が新種のコンピューターウイルス「ＭＳブラスト」に感染した、と発表した。住民基本台帳ネットワーク（住基ネット）は庁内ネットとは別に構築されており、影響はないという。

　同課によると、３日午後１時半ごろ、古川産業振興事務所からウイルスの感染を知らせる一報が入った。その後、各地方機関から同様の報告が相次ぎ、パソコンが突然終了するという感染症状を示すものもあったという。

　同課では３日午後５時に緊急対応として、ワクチンソフトでウイルスが確認された場合は駆除をし、修正プログラムを適用することなどを各課に呼びかけたほか、機器設定の変更をした。

　感染源や経路は現在調査中だが、ウイルスに感染した私物のパソコンを庁内ＬＡＮに接続したことなどが原因ではないかと見ている。

　今回感染したのは情報系のパソコン５５００台のうちの一部で、復旧作業も進んでおり、業務に大きな影響はないという。業務系のパソコンは別のＬＡＮを使用していたため、感染はなかった。同課では「職員に危機意識を高めてもらい、対応策を徹底したい」と話した。

　県では０１年９月にも、２台のサーバーがコンピューターウイルス「Ｎｉｍｄａ（ニムダ）」に感染し、情報系ＬＡＮに接続しているパソコン６６台が感染している。

（9/5）

http://mytown.asahi.com/miyagi/news02.asp?kiji=4460