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無登録で貸金業を営み法定限度を超える利息を受け取っていたとして、神奈川県警生活経済課などは５日、同県藤沢市、無職田島利幸容疑者（５２）と、同、貸金業の三觜（みつはし）竜也容疑者（３２）ら計５人を出資法違反（高金利）と貸金業規制法違反（無登録営業）容疑で逮捕した。
調べでは、５人は藤沢市内のマンションを拠点に昨年９月から今年６月にかけ、同県平塚市内の無職男性（４７）や東京都内、埼玉県内などの計１２人に、３２回にわたって計１１０万３０００円を貸し付け、法定限度利息２万１９２０円を１９９万４０００円上回る利息を受け取った疑い。
１回の貸し付けは１万〜７万円の小口で、期間を５〜１０日間に設定。何度も期間を延長させ、法定の２０〜２２０倍の利息を取り続けた。返済が滞ると、電話で「返さねえと殺すぞ」などと脅し、それでも返済しないと債務者の職場や子どもの学校などへ取り立てに行ったという。
県警は、「新生サポート消費者協会」「全国優良生活支援センター」などの名称で、４７都道府県の延べ約５５００人に約６０００万円を貸し付けた、とみている。架空名義でつくった入金用の二つの銀行口座には、昨年８月から今年７月までに約３００人から約１億円の入金があったという。(09/05 21:13)