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2003年09月04日(木) 00時00分

ホテルはまつ 業者に説明会朝日新聞・

詳細な内容示さず

 地裁郡山支部に民事再生法の適用を申請した郡山市の「ホテルはまつ」(濱津照汪社長)と冠婚葬祭互助会「アンサージ」は3日、同ホテルで取引業者向けの説明会を開いた。だが、詳しい財務内容などは示されず、説明会後、ホテル側に不満をぶつける業者もいた。

 説明会には約200人が出席。まず、濱津社長が「多大なご迷惑をかけたことを深くおわびします。今後も『市の応接間』としての役割を果たしたいので、協力をお願いしたい」と陳謝した。

 その後、ホテル側代理人の石川博之弁護士が、再建手続きのほか、同法申請前日の8月28日までに生じた債務は10万円以下の取引を除き、原則支払いを停止することなどを説明した。財務内容や経営責任などに関しては詳しく触れなかった。

 出席者からは、ホテルが持つ債務の支払い方法を確認する質問などが出たが、激しい議論にはならず、30分ほどで説明会は終わった。

 しかし終了後、業者数人が濱津社長や石川弁護士に「財務内容の説明がないのはおかしい」「法律の説明だけでは不十分だ」と詰め寄る場面もあった。

 説明会に出席した同市内の水産会社役員は「はまつとの取引が、会社の信用を高めていた部分もあったので残念。今のままの取引を続けるのは難しい」と話した。


アンサージ、2320人が解約の意思

 郡山市の「ホテルはまつ」の関連会社で、民事再生手続きに入った冠婚葬祭互助会「アンサージ」(郡山市)は3日、会員約8万人のうち、2日までに2320人が解約の意思を示したと発表した。

 同社には地裁郡山支部から財産の保全命令が出ているため、解約の手続きは出来ないが、先月30日から顧客の問い合わせに応じている。
 同社によると、2日までに954人が同社に来店、電話では2385件の問い合わせがあった。このうち、解約の意思を示したのは全会員の約3%だった。
 同社は「割合を考えると解約の申し出は思ったより低かったと思う。2日ごろからは問い合わせも少なくなっている」としている。


県には1070件相談

 先月30日から「アンサージ」の会員の相談を受け付けている県は、3日正午までの相談件数を発表した。5日間の相談件数は1070件で、主な相談内容は掛け金の保護や解約手続きに関する質問だったとしている。
(9/4)

http://mytown.asahi.com/fukushima/news02.asp?kiji=4648