2003年09月04日(木) 23時57分

ブラジル産コーヒー豆：残留殺虫剤検出で検査命令　厚労省（毎日新聞）

　厚生労働省は４日、ブラジル産コーヒー豆の輸入時検査で、残留基準を超える殺虫剤ジクロルボスが２回にわたって検出されたと発表した。同省は輸入業者に対し、自費検査をしてジクロルボスの残留を確認するよう義務付ける「検査命令」を出した。

　同省によると、６月２５日に横浜検疫所の輸入時検査で０．２９ｐｐｍ（基準値０．２ｐｐｍ）、今月１日にも０．４４ｐｐｍが検出された。いずれもすぐに健康被害が出る量ではないが、同じ積み荷の商品は廃棄などの措置が取られた。国内には昨年、約４０万トンのコーヒー豆が輸入されており、うちブラジル産は最多の約９．６万トン（２３％）を占めている。【須山勉】

［毎日新聞９月４日］ ( 2003-09-04-23:57 )

http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030905k0000m040122000c.html