2003年09月04日(木) 23時42分

＜ヤミ金融＞取り立て電話で救急病院の回線が不通　岡山（毎日新聞）

　岡山市内の救急指定病院に昨年１１月から１２月にかけ、ヤミ金融業者の取り立て電話が集中的にかかり、一時、全回線が不通となって救急業務に影響が出ていたことが４日、分かった。被害届を受けた岡山県警は、威力業務妨害容疑で捜査している。

　病院によると、職員の親族の女性が利用したヤミ金融業者からの取り立て電話が、１１月５日ごろからかかり始めた。親族には、老人性の病気があり、セールスに言われるままに、多くの金融業者から金を借りていたという。この職員の名前を挙げ、対応した別の職員に「取り次がないなら、おまえに請求するぞ」などという脅しが相次いだ。

　同１９日には「回線をつぶしてやる」との電話の後、午前１１時１３分から約５２分間、代表電話１０回線のベルが鳴り続け、ほぼ不通になった。他にも数回、代表電話がつながりにくくなったことがあったという。（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030905-00000099-mai-soci