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2003年09月04日(木) 14時45分

宮内庁信組元本店長、700万円横領容疑で逮捕読売新聞

 7月に警視庁職員信用組合に事業譲渡され解散した宮内庁信用組合(東京都千代田区)の元幹部が、同信組の資金を着服していた問題で、警視庁捜査2課は4日、千葉県船橋市旭町2、同信組元本店長・川上貞夫容疑者(56)(6月1日付で懲戒解雇)を業務上横領の疑いで逮捕した。

 調べによると、川上容疑者は営業課長だった1996年12月から98年10月までの間、顧客3人が財産形成貯蓄(一般財形)を契約していたかのように架空の書類を偽造したうえで解約して資金を引き出すなどの方法で、計約700万円を横領した疑い。川上容疑者は容疑を認めているという。

 宮内庁信組の内部調査では、川上容疑者は、組合員から現金を預かった際、伝票に記入する金額を実際の預金額より少なくして現金を抜き取り、約13年間に約3億4400万円を着服していたことが判明している。捜査2課は公訴時効前の数千万円について、事件化を視野に解明を進める。

 着服は、宮内庁信組と警視庁職員信組との合併準備作業の過程で発覚した。両信組は6月2日の対等合併を予定していたが、この問題の発覚で、宮内庁信組は7月、警視庁職員信組に事業譲渡された。

 川上容疑者は、宮内庁信組に40年近く勤めたベテラン職員で、伝票処理などを1人で取り仕切っていたという。同信組の内部調査に川上容疑者は「競馬などのギャンブルに使った」と話していた。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030904-00000304-yom-soci