2003年09月04日(木) 19時55分

協栄商工取り込み詐欺・初公判　５被告、起訴事実認める　／新潟（毎日新聞）

　新潟市の卸売会社「協栄商工」による取り込み詐欺事件で、詐欺罪に問われている静岡県熱海市下多賀、同社社長、石田昌隆被告（６７）ら３人と、盗品等運搬の罪に問われている同所、太田公治被告（４９）ら２人の計５人に対する初公判が３日、新潟地裁であり、全員が起訴事実を認めた。
　検察側は、唯一結審した太田被告に懲役１年６月、罰金２０万円を求刑した。弁護側は「詐欺グループに意識しないまま引き込まれた」と主張し、情状酌量を求めた。残る４人中、石田被告ら３人について、検察側は１０月上旬までに追起訴する方針だ。
　冒頭陳述などによると、石田被告ら３人は０２年８〜９月、新潟市の生花店から１５回にわたり、ギフト券計７４００枚（７４０万円相当）をだまし取った。太田被告ら２人は、ギフト券を東京都や大阪府の金券ショップに運んだ。【鳴海崇】（毎日新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030904-00000007-mai-l15