2003年09月04日(木) 17時02分

瀬尾被告が一転、無罪主張＝東京女子医大手術ミス−東京地裁（時事通信）

　東京女子医大病院で２００１年、小学６年の平柳明香さん＝当時（１２）＝が死亡した手術ミスで、証拠隠滅罪に問われた元同病院医師瀬尾和宏被告（４７）の公判が４日、東京地裁（岡田雄一裁判長）であり、同被告側が一転、無罪を主張した。
　同被告側は昨年９月の初公判で、起訴事実を認めた上で、情状酌量を訴えていた。
　弁護側は同日の冒頭陳述で、カルテ改ざんを改めて認めたが、「病院の民事責任を免れさせるためで、他人の刑事事件の証拠を隠滅する認識はなかった。カルテ不実記載罪が存在しない以上、無罪と言わざるを得ない」と主張した。　（時事通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030904-00000869-jij-soci