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2003年09月04日(木) 14時45分

「看板や料理そっくり」居酒屋チェーンが他社を提訴読売新聞

 居酒屋チェーン「東方見聞録」「月の雫(しずく)」などを経営している「三光マーケティングフーズ」(本社・東京都新宿区)が、「白木屋」「魚民」などの居酒屋を経営する「モンテローザ」(本社・東京都武蔵野市)を相手取り、モ社が1年前から経営するチェーン店「月の宴(うたげ)」は店名、内装、メニューとも「月の雫」とそっくりで営業妨害だとして、「月の宴」の名称の使用差し止めと1億1000万円の損害賠償を求める訴えを横浜地裁に起こしていたことが分かった。

 横浜地裁で3日に第1回口頭弁論が開かれ、モ社側は全面的に争う構えを示した。

 三光は、2000年11月に創作和食を中心とした「月の雫」の1号店を東京・赤坂見附に開店し、関東1円に21店舗を展開。モ社は、昨年9月に「月の宴」を東京・本郷3丁目などに開き、現在は26店舗に拡大している。

 訴状によると、「月の宴」の看板は、「月の雫」の看板の文字やレイアウトと酷似しているうえ、床の一部を透明にし、床下に観賞用の石や草を置くなどの内装もそっくりだという。「雫」の代表的料理の1つ「引き上げ掬(すく)い豆冨(とうふ)」と「本日の鮮魚」は、名前だけでなく、メニューの紹介文もそっくりで、「単なる類似にとどまらない悪質なもの」と主張している。

 今年4月、裁判官立ち会いで、現状確認を行う証拠保全手続きが神奈川県内の「宴」で行われたため、横浜地裁への提訴となった。

 三光側は「質が備わっていない類似名の店を当社の店と混同されて困っていた。モ社は業界最大手だけに、企業としてのモラルを問うべく提訴した」と話している。モンテローザ側は「コメントは差し控えたい」としている。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030904-00000504-yom-soci