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低温と日照不足が続いた東北各地で、コメの実り具合を調べる不稔（ふねん）調査が進んでいる。「著しい不良」と予測されているコメどころの宮城県では３日、約７０カ所で調査が行われた。
県南部の大河原地域農業改良普及センター（大河原町）では、職員が田んぼから抜き取ってきたばかりの稲穂を、白く光る台にかざした。
実をつけたモミが黒っぽく見えるのに対し、低温の影響で実の入っていないモミは薄い黄緑。向こうが透けて見える。
低温に強い同県の主力品種の「ひとめぼれ」でさえ、４０％以上実っていない穂もあった。(09/04 07:34)