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2003年09月03日(水) 22時31分

県消費生活センターへの相談「ヤミ金」「出会い系」急増 8月は昨年2倍 /佐賀毎日新聞

 県消費生活センター(佐賀市)に寄せられる相談が殺到。特にヤミ金融や出会い系サイトなどの不当請求についての問い合わせが急増しており、4月以降は連日なかなか電話がつながらない状態が続いている。【古川修司】
 同センターによると、4月から7月までの相談件数は3139件で前年の1・6倍。
 ヤミ金融や消費者金融などの多重債務関係(884件)が2・1倍、出会い系サイトなどの架空・不当請求など電話情報提供サービス(884件)は5・3倍に膨れ上がった。この上位2件で全相談の半数を占める。
 多重債務のうち、強引な取り立てが問題になっているヤミ金融が599件を占め、すでに昨年度1年間の相談件数を上回っている。
 また大幅に増えた電話情報提供サービスの不当請求は、身に覚えのない利用料を要求されたり「債権を買い取った」と電子メールや郵便が送られてくるもの。
 高校の同窓会名簿や電話帳を使って手当たり次第に請求書を発送しているとみられ、中には「何の請求かわからない」というケースもあった。
 いずれも沈静化の動きは見られず、8月の相談件数は前年の約2倍に達した。さらに、佐賀商工共済協同組合の破産に関連した相談もあり、これは主管の県商工課に回している。
 センターでは相談員4人が交代で対応しているが、受付時間(午前9〜午後4時)の間は電話がつながりっぱなし。電話をかけても混雑を知らせるテープが流れることが多い。「何度かけても電話がつながらない」と直接来所する人もいるという。
 江口妙子副所長は「対応はパンク状態。契約トラブルなど他の問題もたくさんあるはずだが、なかなか手が回らない」と話す。
 県は「建物の制約もあって難しい」などとして、今のところ電話の回線数や相談員を増やすなどの対策を取っていない。西田俊明・県生活文化課長は「ヤミ金融や不正請求などは警察署でも相談に応じている。その他についても市町村に消費者対応窓口があるので利用してほしい」と話している。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030903-00000001-mai-l41