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2003年09月03日(水) 21時33分

「みどりネット」普及今一つ 利用は1割、250世帯だけ−−緑町 /淡路毎日新聞

 ブロードバンド時代に対応しようと、緑町が地域インターネット導入促進事業として01年度に整備した無線LANによる「みどりネット」が、町内全世帯の約1割、約250世帯にしか普及していないことが2日、分かった。初期の設備投資に費用がかかることや、電波障害のために利用できない家庭もあるため。町は全世帯の5割の普及を目指していたが、とらぬタヌキの皮算用になりそうだ。 【登口修】
 みどりネットは、役場に基地局(サーバー)を設け、町内の学校や公民館など38カ所に設置したルータ(中継機)で各家庭と無線ランで接続する。町は約5000万円をかけて整備した。
 1カ月の利用料金はインターネットの接続費込みで1000円。加入すると、ルータとアンテナ、ケーブルを約12万円で購入する必要があり、町は半額の6万円を上限に補助しているが、工事費を含めて約8万円かかる。
 また、データ送信スピードが高速のADSLに比べてかなり遅いことや、山間部などでは電波障害が発生し、申し込んでも利用できない家庭もあるため、普及が進んでいない。
 同町では、今年から広田地区で民間会社がADSLサービスをスタートさせており、情報通信過疎の倭文地区の住民らは「ふるさと創生資金を活用して情報通信網を整備してほしい」と要望が出ている。
 町は「無線ランは初期投資費用がかからないことや工期が短くて済むことなどから選択した。当初は町内で高速インターネット環境が整っておらず、かなりの加入があると期待していたが当初計画よりも普及が進んでいないのは残念。4町の合併協議の中では、当分はこのままネットを運用することにしている」と話している。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030903-00000007-mai-l28