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2003年09月03日(水) 00時00分

小学校を閉鎖 全児童他校へ 国立市朝日新聞・

 国立市立第7小学校(釼持勉校長)の二つの教室から、シックハウス症候群の原因物質とされるキシレンが、国の定める指針値の2倍強検出されていたことが分かった。市教委は2日から同小を閉鎖し、当分の間、283人の全児童を隣接している市立第3小と市立第1中に分けて通わせることにした。

 市教委などによると、市立第7小では夏休みの間、校舎の外壁などで耐震強化工事をした。工事終了後の8月下旬、市教委が有害物質の空気中濃度が高まっていないか2教室で抽出調査したところ、キシレンの濃度が高い方の教室で0・504ppm、低い方でも0・441ppmと、指針値(0・2ppm)の2倍を超えた。その後、2度調査したが、やはり指針値を超す濃度だったという。

 市教委は「工事前の調査では、指針値を超す有害物質は出なかった。外壁の下塗りに使った溶剤の中に含まれていたキシレンが、排気口などを通って教室に流れ込んだのではないか」と話す。

 同小は1日、登校してきた児童を教室には入れず、耐震強化工事をしていない体育館で始業式を実施。同日夜に保護者への説明会を開いた。

 閉鎖期間は未定だが、現在、扇風機などで教室の換気をしており、市教委は「来週早々に改めて濃度を調査し、指針値を下回れば、通常の授業を再開したい」としている。

(9/3)

http://mytown.asahi.com/tokyo/news02.asp?kiji=2425