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2003年09月03日(水) 00時00分

女子大生にプスリ!わいせつ麻酔医の素性太〜い“注射器”持参で「往診」も、“治療”果たせずZAKZAK


森容疑者が勤務していた昭和大藤が丘病院=横浜市青葉区 マンションの女子大生宅に侵入し、尻に薬物を注射した上、わいせつ行為をしたとして、神奈川県警に強制わいせつ致傷と住居侵入の疑いで逮捕された麻酔医、森聡司容疑者(39)。大学病院に勤務し、若手医師の指導的立場にいた森容疑者は夫婦でネットワークビジネスに乗り出し、「妻に現金で車を買ってあげられた」と成功談を語る一面も…。女子大生宅に太〜い(?!)“注射器”を持参し、往診していた麻酔医の素性を追った。

 東急田園都市線たまプラーザ駅から徒歩15分、山を崩して造成した横浜市青葉区の住宅地に森容疑者宅はある。都築区のマンションに住んでいたが、平成11年に土地を購入、木造2階建ての住居を新築した。

 「身長180センチの長身で、エリート風」(近所の主婦)という森容疑者は妻と幼い娘2人の4人家族。インターホンに反応はなく、玄関ドアには生協の注文票が…。

 森容疑者は昭和大医学部卒業後の6年、同大藤が丘病院の臨床研修医になり、10年、助手となった。同院関係者は「10人いる麻酔科スタッフの中では若手医師の指導的な立場。子煩悩で、机には子供の写真を飾っていた。几帳面な性格で懸命に仕事をしていたので、信じられない」と驚きを隠さない。

 そんな森容疑者が犯行に及んだのは先月23日午前4時45分ごろ。青葉区のマンション3階に住む私大3年の女子大生(21)宅に侵入し、Tシャツ、パンティー姿で寝ていた女子大生の尻をなでた後、左尻に睡眠鎮静剤を注射器でプスッ。

 「女性は痛みで目を覚まし、絶叫。森容疑者は逃走したが、通報で駆け付けた署員を見て観念、『私がやりました』と認めた。女性の体に触りたい一念で無施錠の家を探し回り、若い女性なら誰でもよかったようだ」(捜査関係者)

 仕事一筋のまじめ人間だった森容疑者には、意外な一面があった。

 同県内に事務局を置くネットワークビジネス「L」に参加。同社は健康食品などを販売し、「小売り、卸売、ロイヤルティーの収入が獲得できる」(関係者)。

 同社のホームページには、問い合わせ先として事務局と並んで、森容疑者と妻の名前、住所などが記載されており、中心的存在だったようだ。

 ネット上の掲示板には「このビジネスで医者としての収入以外に、夫婦でセカンドカーを買うことができたり、妻にも現金で車を買ってあげられ…」と成功談を披露。「資料請求して頂ければすべて分かります」と参加を呼びかけていた。

 自宅ガレージには、「セカンドカー」とみられる2人乗りのスポーツカー、トヨタ「MR2」が止められていた。

 はた目には、不自由なく暮らしていた森容疑者だが、「仕事や家庭でストレスがたまり、むしゃくしゃしてやった」と供述。病院は森容疑者を懲戒免職処分にする方針で、ハレンチ“往診”の代償は大きい。

ZAKZAK 2003/09/03

http://www.zakzak.co.jp/top/t-2003_09/1t2003090316.html