2003年09月03日(水) 02時38分

サイト利用料など悪質な架空請求　京都府警 相談急増（京都新聞）

　債権回収業者を名乗って、インターネットのサイト利用料や滞納家賃など身に覚えのない料金の支払いを迫るはがきが、京都市内の個人宅に無差別に送り付けられている。京都府警には２日までに数１０件の相談が寄せられており、「悪質な架空請求なので、はがきを見ても無視するように」と呼びかけている。
　はがきは官製で「最終通告」「この度貴殿の債権が当社に譲渡され、強制回収に踏み切る」などと記されている。最後に携帯電話の番号があり、連絡を入れるよう指示している。差出人は「中島総業」となっている。
　８月にも市内の各署に数件の相談が寄せられていたが、９月に入って件数が急増した。上鴨、西陣署には２日間にそれぞれ２５件を超える相談があり、太秦署にも２０件余りが寄せられた。
　はがきに書かれた携帯電話の番号にかけると、男が脅迫めいた口調で銀行口座への入金を迫り、相談を受けた警察署から電話をするとだれも出ないという。府警生活経済課は「市内一円に送り付けているようで、実態の把握に努めている」としている。 （京都新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030903-00000001-kyt-l26