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2003年09月02日(火) 00時00分

校長が謝罪、書類管理規定など検討へ 松阪商業高と松阪高の調査票盗難 東京新聞

 「何かあってからでは遅い」「書類はきちんと管理して」−。夏休み中に女子生徒の調査票が大量に盗まれた事件を受け、松阪市の松阪商業高校と松阪高校は始業式の一日、両校長が全校生徒に陳謝した。今のところ目立ったトラブルは起きていないが、二次被害への不安を抱える女子生徒や保護者たちは、徹底した文書管理を求めている。 (山内 悠記子)

 松阪商業高校の山口修校長(55)は「心からおわびしたい。管理が甘かった」と謝罪。松阪高校の中沢薫校長(59)も「大切な個人情報を預かりながら盗難に遭い申し訳ない」と陳謝し、二次被害への警戒を呼び掛けた。

 被害にあった松阪商業高校一年の女子生徒(16)は「プライバシーをきちんと管理していなかった学校にむかつく」。二年生の女子生徒(17)は「気持ち悪い。情報が悪用されたらと思うと、毎日怖くて」と不安を訴える。

 二年生の娘が被害に遭った母親は「まさか学校で。ショックでした。事件を機に書類管理を徹底してほしい」と話す。

 事件発覚直後、両校では個人情報を含む公文書は、鍵のかかる場所に移して管理している。PTA役員会を開いて謝罪と説明を済ませており、全校生徒の保護者には一日、説明文書を生徒を通じて配った。

 松阪商業高校の山口校長は「生徒の成績などの指導要録は厳重に施錠管理してきたが、まさか調査票が盗まれるとは。意外だった。早急に細かい書類の管理規定や被害生徒へのケアなどを検討し、対応していきたい」と話している。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/mie/20030902/lcl_____mie_____006.shtml